2009年01月06日

獣の奏者

獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 II 王獣編上橋菜穂子

年末年始に読もうと借りて帰ったものの、
積ん読のまま年越し。
ちょっと気が重い年明け初出勤の
通勤中の気晴らしに、と勢いをつけて
読み始めたら止まらなくなって、
帰宅後に一気に読了してしまった。

強大な力を持つ獣を
人間の意のままにねじ伏せることの危うさ。
獣を操る力を得た少女エリンの背負う悲しみが
通奏低音として物語を支えていて、
ずしんと深い余韻を残す。

「守り人」シリーズのバルサもそうだけど、
この作品に登場する女性たちも
皆それぞれに凛々しくて魅力的。
やっぱり上橋菜穂子はいいなあ。

それにしても「テメレア戦記」を読んだ直後に
この作品に行き会うというのは
何というタイミング!
同じ素材を使っていても、調理法が違うと
こんなにも味わいが変わるのだということに
ショックを受けた。
読む順序が逆だったら、「テメレア戦記」の
印象は全く別のものになっていた気がする。

まだ1年は始まったばかりだというのに、
読み応えがあって面白い作品に
立て続けに出会える幸せ。
いい波が来てるなあ。

図書館/09.01.06
posted by schneebly at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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